珍しいこともあるものね。

ここ数年、動画を撮ってたというのに、この時は撮ってない。

きっと何かがあったのだろう。

大きなことではなく、小さなことだったのかもしれない。

でも、今日は撮らない、そう思ったのだろうね。

惨めにお風呂場で立たされる。

お尻を強く叩かれて𠮟られるというのに、どうして何度も同じ過ちを繰り返すのだろう？

しかし、そう言いながらもお風呂場に響き渡る音は好きだ。

清々しさすら感じる。

スパンキング好きの大半は音にも反応するものだと思っている。

あのパーン！と鳴る音。

打具の種類によっては鈍い音のものもあり、それはそれで面白さがあるのだけれど、スパンキングといえばやはり小気味よいあの音だ。

手でも打具でもそれは一緒。

そして、音にリンクするテンポ。

これも重要。

スパンカーによって作り出されるテンポはいずれスパンキーのお尻からそして脳に注ぎ込まれ、馴染んだかと思えば崩される。

それがスパンキングの楽しみの一つではないだろうか。

スパンキングはSMとちょっと切り離された世界として成り立っていることもあるけれど、私はどうやったってやはりSMだと思ってる。

だって、『お尻を叩く』という行為をする側とされる側なのよ？

主導権を握る側と委ねる側なんだから、これがSMでなくてなんだっていうのだろう。

そんなことをずっと一緒にしてきたスパンキーマゾ。

彼はそういった行為を通して、何を感じているのだろう？

私以外とのプレイも楽しめる。

彼の場合はそれでいい。

しかし、手でのスパンキングしか無理だった彼をパドルでのスパンキーに育てたのは紛れもなく私だ。

それは要するにSMってこと。

彼も私のSM人生を物語る上で欠かせない一人であることは間違いない。

時折会えればいいよ。

楽しく遊んで、そしてまたしっかりと『そもそも』のお前というものを思い出させて欲しいなら私が相手してあげるから。

楽しいひと時をありがとう。